一区切り

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朗読文

私は45才の主婦です。今年の夏にあの人が亡くなりました。
今日まで23年間、ずっと誰にも打ち明けずに胸の中に
しまっておいたことを告白します。もちろん主人も知りません。
上の娘も去年嫁ぎ、下の娘も今、婚約者がいます。主人は
48才の典型的なまじめサラリーマンです。幸せな日々が
続いてきましたが、あの時のことは今でも忘れることは
できません。私は22才の時にお見合いで今の主人と結婚しました。
田舎なので主人の両親と同居していました。結婚して上の子が産まれて
すぐの夏でした。いつものように主人が会社に出勤し、じいちゃんと
ばあちゃんは農作業に出かけました。じいちゃんとは主人の父で専業農家を
やっています。私は上の子を寝かせて、洗濯物を干し終えて、昼に両親に
届ける弁当の支度をしているときに、じいちゃんが帰ってきました。
まだ、昼には早いのにどうしたのかなと思って台所にいると後ろから急に
抱きつかれて床の上に倒れました。見るとじいちゃんです。
私は抵抗しましたが、その時まだ50前の元気な義父にはかないません。
ましてや主人と違って180センチ以上もある大きな人です。
小柄な私とでは大人と子供です。あっという間に着ているものを脱がされ、
無理矢理に乱暴されました。私はその時、死のうと思ったのですが、
子供を見ているとそれは出来ませんでした。その日以来、義父は私が誰にも
言わなかったのを幸いに私の身体を求めてくるようになりました。
私も出来るだけ、ばあちゃんがそばに居るように行動しましたが、婦人会の
旅行などがあると決まって私を求めてきます。田舎なのでどこかに逃げて
行こうにも車の運転の出来ない私には小さい子供がいるので無理です。
主人にも打ち明けられず、半年ほどの間、義父との関係が4,5回ありました。
そして、二人目の子を妊娠したとき、女の私には、わかりました。これはきっと
義父の子だと。義母は私が妊娠したのをすぐにわかり、喜びました。私は
中絶することが出来ないので、流産すればと願っていましたが、元気な女の子が
生まれました。義父も自分の子ではと思ったのか、それ以来私に近づかなくなり
月日が過ぎて、今年の夏71才で義父が肺ガンで亡くなりました。私の胸の中には
今でもあのいやな思い出が残っています。でも下の子も元気に育ってくれて、
これで私の中の一区切りがついたのではと思っています。

この朗読は近親相姦 禁断の世界に投稿された体験談です。

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一区切り
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公開日 2016年03月22日 10:39
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