体験談朗読

　私が高校生の時のことです。
その日は学校祭の関係で帰りが遅くなり、私とＫは電車の駅へと走っていました。
駅は山の上にあり、夜は無人駅で人気がありません。
ローカル線なので、一本逃すと次は３０分近く待たなければなりません。
「近道するわ。」とＫがいいました。近道は電灯が少なく、普段私は使わない階段でした。
でも、Ｋがいるし、時間もないので思い切って駆け上がることにしました。
　２００Ｍくらいの階段です。
その時、暗闇の中で何かが動いた気がしました。
それは数人の男たちが、下級生を犯している姿でした。
私とＫは必死に逃げました。恐怖のあまり声が出ませんでした。結局二人とも、男たちに見つかってしまい、暗闇の中の小屋へと連れて行かれました。
　そこは懐中電灯の灯りしかありませんでした。
私はスカートをめくり上げられ、ショーツをはがさ
れ、口にくわえさせられました。そして両手を押さえられ、体を数回殴られました。
ブラは乱暴にたくし上げられ、ほとんど服は脱がされないまま、狂ったような男にのしかかられました。勃起した男のものが私の中に入れられようとしましたが、怖さのあまり体が震え、男はなかなか入れることができませんでした。何回も殴られました。それでも震えがとまりませんでした。
　Ｋの声にならない叫び声が聞こえました。私は絶望しました。最後は４人がかりで体を押さえつけられ、ついに私は貫かれました。
　男たちは確かに狂っていました。私の意識は薄れていましたが、
「これで、６本目だぜ。」という男の声が聞こえました。
　男たちが去り、小屋の中でＫと下級生、３人で泣きました。助けをもとめようとＫが立ち上がろうとしたところ、Ｋの足に白い液が流れました。それを見て、私たちは助けを求めるのを諦めました。体の痛みをこらえながら、最終電車に乗り込みました。
　翌日、下級生の家から事件が明らかになりました。私もＫも検査をしました。
男たちを捕まえることはできませんでした。旅行者だったのでしょうか。
　このことから８年がたちました。私の中で忌まわしい記憶です。ですが、こんな私にも私を好きになってくれる人ができ、男女の関係も求められています。自分の気持ちの整理をつけるために、ここで告白したいと思いました。